ブティとの出会い

フランスに渡って3年が過ぎた頃、やっと1人の時間が出来たのと、フランス語ができない事にも慣れ、何かやってみたいなーと思っていた時、ovniという在日邦人向け新聞のアノンスで刺繍とboutis教えます!の記事を見つけました。刺繍はわかるけど、boutisって?と興味を持ちました。パリ郊外の先生宅に伺ったのはそれから2週間後、秋が深まってきた頃でした。真っ白の生地に細かい針目で刺されたデザイン、綿が入っている訳ではないのに、膨らんでいるモチーフ。一瞬、私に出来る?と不安になる美しさ。大丈夫!という先生の言葉に背を押されて私の手仕事人生は始まりました。
写真はブティの初めてブックの1ページ。アンティークレースが丸い穴からのぞいていますね。アイレットワークで飾っても素敵です。